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【解説】筐体設計を外注するまでに必要なものとは?|大阪 兼六ジャパン

  • その他
2024.06.21
筐体設計

1.筐体設計とは?

機械や電子部品などを収める外装を設計することを「筐体設計」と言います。このフェーズでは製品の競争力を高める重要な要素として、以下のようなことを検討します。

具体的に、5つの点で競争力の強化が期待できます。

  1. ユーザーエクスペリエンスの向上
  • 製品の使いやすさや操作性の向上
  • 視覚的な魅力や触感の良さの向上
  1. 機能性の強化
  • 製品としての基礎機能の向上や追加機能の実装
  • メンテナンスや拡張機能の検討
  1. 耐久性と信頼性の向上
  • 適切な材料や構造設計を用いることで、製品の耐久性や信頼性の向上
  • 環境変動や衝撃、振動などの要因に対する製品の耐久性の向上
  1. 差別化とブランドイメージの構築
  • 独自のデザインや外観による競合他社との差別化
  • ブランドイメージの強化
  1. コスト削減と効率向上
  • 製品の生産コストの削減
  • 部品の組み立てや製造プロセスの効率化など、生産効率の向上

2.なぜ筐体設計が必要になるのか?

アイデアを具現化して商品化するためには様々な検証と評価を行う必要があるため、試作製作を行うために上記のような検討を踏まえて加工図面や3Dデータを用意する必要があります。

3.筐体設計の流れ

筐体設計のプロセスは以下のような流れで行われます。

  1. 要件定義:製品の目的/役割を明確にし、筐体設計の基準を確立
  2. 構想設計:筐体の外観イメージ(意匠)を作成し、顧客のフィードバックを収集
  3. 詳細設計:デザインを具体化し、部品の配置や構造を決定
  4. 試作品製作:設計した筐体を試作 製作
  5. テストと修正:試作品をテストし、問題があれば改善
  6. 最終確認:最終的な製品の外観と機能を確認し、製品を完成

4.筐体設計を外部に依頼するメリット

  1. 専門知識と経験の活用

筐体設計を外部に依頼することで、実績に基づく知識と経験を活かして開発を行うことが可能です。

  1. コスト削減

自社で筐体設計を行う場合、設計者やCADソフトなどのリソースを自社で確保する必要がありますが、外部に委託することで短期的なコストのみで開発を進めることが可能です。

  1. スピードアップ

外部業者の得意領域に適した設計依頼を行うことでアイデアの具現化から量産に至るまでのスピードアップが期待できます。

  1. リソースの集中化

筐体設計を外注することで、自社のリソースを他の業務に集中することができます。製品のコア技術やマーケティングなど、自社の得意分野に専念できます。

5.筐体設計を依頼する上で必要なもの

筐体設計を外部に依頼する際には、一般的には以下のものが必要です

  1. 製品の要件定義

製品の機能や性能に関する具体的な要件を明確に定義しましょう。
使用環境やユーザーのニーズを考慮し、筐体設計の方向性を示します。

  1. 初期のアイデアやコンセプト

製品の外観や機能についての初期のアイデアやコンセプトを共有しましょう。
スケッチやイメージ図などがあると、筐体設計の方向づけがスムーズです。

3.筐体に収める部品や連携する機器の情報

筐体設計時には内部に収める部品や周辺機器の情報などが必要です。
指定がある場合はそれらの情報を共有しましょう。

  1. 希望する材料や加工方法

準拠する規格や使用環境の都合で材質、加工方法に指定がある場合はそれらの情報を共有しましょう

  1. 予算と納期

ご担当されているプロジェクトの予算や納期を共有しましょう。
以上の5つのポイントを押さえながら、筐体の構造設計や試作製作を重ね、完成を目指していきます。

6.兼六ジャパンでできること

弊社では、筐体設計だけではなく、製品の企画から量産、拡販までの様々なプロセスでのサポートが可能です。

ものづくりにおける、弊社の対応範囲は以下の通りです。

  • 企画
  • デザイン
  • 設計
  • 試作品製作
  • 量産
  • 拡販

ご依頼の内容(プロセス・製品の品質・納期・予算)に応じて、最適なプランをご提案いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

一部、プランのご紹介です。

 

  1. 高スペック超お急ぎプラン

<出店が確定している展示会やお客様への商談にデザインモックが必要な方へ>

デザイン設計に時間を要してしまい、製作まで時間がない場合でも高品質のデザインモックを間に合わせます。より最終製品に近い商品をお求めの方には、電装関係を組み立てし、実際に動かすことも可能です。

  1. 速攻原理試作プラン

<より早く商品イメージをご確認したい方へ>

可能性がある商品か企画から一緒に取り組ませていただき、原理試作まで作製します。より早く検証したい方へお勧めです。ものづくり経験豊富な設計者のもと販売して売れそうなデザイン・仕様を提案させていただきます。

  1. ご要望通りに生産プラン

<単品試作や小ロット・量産の製作から管理を一部委託・全委託したいという方へ>

部分的に依頼したいものづくりに関わる工程を全て依頼したいなどお客様の希望される工程のみご対応させていただきます。

  1. ものづくり販売支援プラン

<自社製品を自ら製作され拡販したいという方へ>

製品委託に加え、現行自社製品を販売されている方の中国販売の支援をさせていただきます。中国現地での実店舗販売やECサイトでの展開を検討される方は是非ご相談ください。

  1. 予算内対応プラン

<製造の見直し・ベンダー見直しを検討されているという方へ>

コスト見直しや製造の際の提案をご希望される方に、弊社の様々なネットワークを駆使した解決案を提案させていただきます。

弊社のプランはこちらからもご確認いただけます。

兼六流パッケージプラン

また、弊社が手がけた製作物はこちらで紹介しています。

製作物のご紹介

合わせてご確認ください。

筐体設計だけではなく、様々な製造プロセスでモノづくりをサポートしています。

切削加工・試作品製作を1個から対応|大阪 兼六ジャパン

弊社では、精密部品や小部品を1個から試作製作することも、その後の量産対応も可能です。異材質、多部品でも一括で対応可能なため、まずはお気軽にお問い合わせください。

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