商品を製造・販売するビジネスにおいて、設計段階でのコストダウンはとても重要です。
為替リスクや地政学的なリスクから生じる原材料の高騰や、ユーザー要求の多様化・高度化など、
モノづくりにおいて製造コストが高まる要因が点在しています。
商品力を得るために機能や性能を優先的に考えるとコストは高くなりがちですが、
近年では競争が激化しており、製品のコストダウンは企業にとって重要な課題になっています。
本記事では、製品設計時にコストを最小限に抑える場合のポイントと弊社の特徴をご紹介します。
コストダウン設計のポイント
コストダウン設計を行う際には、以下の点にポイントを置く必要があります。
- 製品の機能とコストのバランス
- 「必要な機能」を明確にし、必要なコストを把握する
- 機能とコストのバランスを最適化し、無駄な機能/コストを削減する
- 部品点数の削減
- 部品点数を減らし、加工や組み立てにかかるコストを削減する
例)部品の共通化やモジュール化
- 部品点数を減らし、加工や組み立てにかかるコストを削減する
- 材料の見直し
- より安価な材料を使用したり、材料の使用量を減らす
- 性能や品質の見直し
- 製造工程の見直し
- 製造工程を見直し、工数や加工時間を短縮する
例)製造工程の自動化やライン化
- 製造工程を見直し、工数や加工時間を短縮する
- 輸送・運搬コストの削減
- 商品運搬時のコストを事前に算出し、必要に応じて軽量化
- 梱包資材の見直し
顧客は、同じ品質や機能の製品であれば、安価なものを購入します。
したがって、コストダウンを実現することができると販売量の増加やシェアUPにつながります。
また、製造原価を低減することで利益率が改善し、企業の収益性が向上します。
コストダウン設計に対する不安
コストダウン設計は企業の経営戦略においても必要不可欠なものですが、開発を担当されている方は次のような不安があるかもしれません。
- 機能や性能をダウンすることで顧客のニーズを満たせるのか?
- 材料や部品の変更が製品の品質や信頼性に影響しないか?
- 部品やプロセスの標準化が製品の差別化を阻害しないか?
- 合理化した設計が製品のパフォーマンスに悪影響を及ぼさないか?
- 材料の品質や耐久性は低下しないか?
- 生産プロセスの変更が製品の品質管理に影響しないのか?
- 新しいサプライヤーとの契約に伴う信頼性や納期のリスクはないか?
兼六ジャパンの特徴
弊社では、長年ものづくり業界に精通しているノウハウや、様々なネットワークがあるため、
お客様のご希望にあったQCDのバランスが取れている部材の提供と生産が対応可能です。
上記のような不安がおありの方こそ、真っ先に弊社にご相談いただければと思います。
また、生産については当社独自の品質基準をクリアした工場にていち早く、より正確な製品を製作しお届けすることができます。
ロット数万を超える量産から、短納期・小ロットのご相談まで幅広く承っております。
弊社が手掛けた案件で、機能の再開発やコストダウンのご要望に対応した事例をご紹介します。
ご紹介した事例だけではなく、様々な業界・分野の実績がございます。
開発段階で詳細をご紹介できない事例もございますので、まずはお気軽にお問い合わせいただき、ご相談ください。